なんでもない毎日

学生のなんでもないブログ。ちょっと疲れた時のよりどころになれたら。

本を読むという行為について

 私は本を読むことが好きです。純文学と呼ばれるものも、大衆文学と呼ばれるものも好きですしミステリも恋愛小説も好きです。あまりにジャンルの好みが多岐にわたるため綴られた文章そのものに魅力を感じているのかも知れません。

 

 私が読書好きになったルーツは「勉強嫌い」にあります。小学生の頃から大の勉強嫌いだった私はどうにか勉強から逃げるための方法を模索していました。怠けるための努力なら厭わない私が編み出した方法は「国語の教科書を読む」ということでした。我が家は休日の勉強時間が定められておりその時間が過ぎるまではゲームも漫画も禁止というものでした。宿題が終わった後の持て余した数十分、得意教科も無ければ苦手な教科もなかった私は国語の教科書を眺めることにしました。すると小説や説明文、詩までも読むことが楽しくて、そこから私は読書にのめり込んでいったのです。

 

 趣味を聞かれて読書と答えるとそれはとても崇高なものだと持ち上げられることがありますがそんな大仰なことをしているつもりはありません。読書はもっと生活に根ざしたものであっていいと思うのです。

 本を読み終わったからと言ってそこから何かを学ぶ必要などないし、何も得たものが無くたっていいと思うのです。言ってしまえば途中で読むことをやめてしまってもいいと思います。そういった経験を繰り返すことであなたにとってかけがえのない一冊に出会うかも知れません。

 

 眠たい国語の授業で本を読むことが嫌いになってしまった人ももう一度書店で気になった本をよんでほしいなとおもうのでした。