なんでもない毎日

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読むと必ず精神に異常をきたす奇書!? 「ドグラ・マグラ」

 あなたは「ドグラ・マグラ」という小説を知っていますか?
 夢野久作が1935年に刊行したこの小説は「黒死館殺人事件」「虚無への供物」と並んで日本三大奇書と称されています。この小説は読むと精神に異常をきたすといわれているなんともおどろおどろしい小説ですね。
 私も実際に読んでみましたので簡単に紹介します。

 

あらすじ

 主人公が独特な時計の音で目を覚ますところから物語は始まります。精神病棟の中にいる少年は自分の過去をすっかり忘れているだけでなく、名前も思い出せずにいます。冒頭から何やら不穏な空気が立ち込めます。
 そして私は、医学者である若林教授からある殺人事件に関わっていると教えられます。主人公の記憶の回復を期待されますが、なかなか記憶は戻りません。やがて私の前に、死んだはずの天才医学者・正木教授が現われたり、私のことをお兄様と慕う妹が現れたり。。。といった複雑で怪奇な物語です。結末は自分の目でお確かめくださいね。

読み終えた結果の変化

 結論から言うと、まだわかりません。読んだ直後におかしくなるのか、徐々に精神に異常をきたすのかわかりませんが今のところ変化は見られません。

本の感想

 私自身この作品を興味本位で手に取ったのですが、内容もとても面白かったです。作者の夢野久作は人間の心の機微を描くのが丁寧で、そのなかでも人間の負の感情を表現するのに秀でていると思いました。これを機に夢野久作の他の作品も読んでみたいと思いました。


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漫画版「ドグラ・マグラ

 この「ドグラ・マグラ」、刊行されたのが昭和初期ということや作者本人の文体が独特なこともあり、読みづらいことも確かです。そんな方に漫画版「ドグラ・マグラ」をお勧めします。非常に物語の展開がわかりやすく、読みやすいのでお勧めします。ただ、この作品の真髄を味わえるのは原作である小説なので漫画版で興味が湧いたら是非小説の方も読んでみてくださいね。

 


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 今回は読むと精神にきたすと言われている日本三代奇書の一つ、「ドグラ・マグラ」を紹介しました。皆さんも是非読んでみてくださいね。