「幸福」を恐れる彼女
いつも通り暇なカフェでアルバイトをしている時、同級生の女の子からある相談をされたので忘れないうちに自分の考えをはてなブログに書き留めることにしました。初めての投稿となりますのでどうか私の稚拙な文章をご容赦ください。
「『毒親』に育てられた私が幸せになることが彼らの教育が正しかったことを証明するようで幸せになることが怖い。」
彼女の悩みはこういったものでした。本を読む事が好きで言葉を大切にする彼女の口から「毒親」という強い言葉が出て来たことにまず驚きました。彼女と私は高校1年生からの知り合いですがその時の彼女は今と違う苗字をしていました。彼女の家庭環境を詳しく知るわけではありませんが彼女と遊んだ後いつも「帰りたくないなあ」としきりに呟いていたことを記憶しています。
彼女が明確な返答を私に求めていたわけではないかもしれないし、複雑な親子関係に第三者の助力が介入する余地などあるのかとも思いましたがもやもやが残った私は帰宅後しっかりと考えることにしました。
考えた結果、彼女の現状として「自分が幸せになりたい」気持ちよりも「親の育て方が正しかったと思いたくない」気持ちの方が大きいのかなと思いました。彼女がこの2つの気持ちを切り離して考えることができれば自分の幸せを素直に喜べるようになるのではないかと考えました。
幼少体験からくるトラウマや根底に根付く感情はそう簡単に取り除けるものでは無いことも重々理解していますが、人が人を思う気持ちも同じくらい大きなエネルギーになると考えています。今度彼女に会ったら今日思ったことを飾らず伝えたいです。
まとまりも無く答えにすらなっていないかも知れませんが最後まで読んでいただきありがとうございました。